平成23年度
大阪狭山市
熟年大学(一般教養科目)
公開講座
全10回シリーズです。
公開講座は毎月第三木曜日にSAYAKA大ホールで開催されます。
開講月日 | 講師 | テ ー マ | |
第1回 23年5月19日 |
白石 太一郎 氏 同志社大学大学院博士課程修了 国立歴史民族博物館名誉教授 総合研究大学院大学名誉教授 奈良大学 大阪府立近つ飛鳥博物館館長 |
日本古代の文明開化は大阪から 4世紀末葉以降、多くの渡来人が海を渡って東アジアの優れた技術や文化を倭国に伝え、ここに日本列島の文明化が始まる。 この新文化受容の中心は一貫して大阪平野であった。その契機と歴史的背景を探りたい。 講演要旨へ |
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第2回 6月16日 |
京都工芸繊維大学卒業 昭和37年四天王寺執事 平成13年四天王寺学園理事長 同年四天王寺福祉事業団理事長 四天王寺第百十世管長 平成21年四天王寺長老 |
聖徳太子の教え〔十七条憲法〕 明治以来、いかに宗教(仏教)無視の風潮が続いたことであったか。宗教をこのようにネグレクト(排仏毀釈)したこと、従って人間そのものを尊重しなかったことが、今日の教育の荒廃を招いたのではないでしょうか、今こそ、聖徳太子の教え(唯物是信)に耳を傾ける時と思考します。 講演要旨へ |
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第3回 7月21日 |
日本舞踊家(花柳流師範) 臨済宗大本山天龍寺で得度出家 平成10年慈受院門跡・門主 |
不安な時代を生きるヒント 中途半端に木にしがみつくより、両手を離して大地に倒れ込んでしまえばいいのです。 これまで思い込んでいた考え方・物差しを変えてみるだけで、気持ちが前向きになり、心の安息を得る事が出来ます。 私の体験から「幸せに生きる秘訣」をお話したいと思います。 講演要旨へ |
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第4回 9月15日 |
浅田 隆 昭和45年立命館大学大学院文学研究科修了 昭和48年奈良大学専任講師 昭和63年奈良大学文学部教授 平成21年奈良大学名誉教授 |
文学でたどる世界遺産・奈良 奈良県には「法隆寺地域の仏教建造物郡」「古都奈良の文化財」「紀伊山地の霊場と参詣道」の三つの世界遺産があり、それらの豊かな自然や歴史や文化財にかかわる文学作品が書かれており、そのいくつかを紹介します。 講演要旨へ |
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第5回 10月20日 |
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了 東京大学先端科学技術研究センター客員研究員 宗教学者・文筆家 |
葬式は、要らない!? 葬式のことや、人が死ぬということが大きな問題になっています。今回はとくに葬式の問題にしぼります。葬式は要るのか。墓は要るのか。原点に立ち返って、人の死、弔い方について考えます。 講演要旨へ |
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第6回 11月17日 |
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程 国立社会保障・人口問題研究所 北海道大学公共政策大学院 関西大学経済学部准教授 |
医療費の給付と負担の可能性を探る 〜経済学の立場から見た社会保障〜 医療体制を強化し、より密に効率化することが求められています。一方で、お金には多様な使い道があります。 セーフティーネットに何を求め、どこまでその負担を享受する覚悟がありますか? 講演要旨へ |
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第7回 12月15日 |
1987年東京大学大学院農学系研究科修了農学博士 1987年大阪府立大学農学部 1961年同農学部助教授 2004年大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科教授 |
人と微生物の関わり 〜身近な微生物から バイオエタノールまで〜 人は古くから知らず知らずのうちに微生物を利用して暮らしを豊かにしてきた。身近な微生物たちとその働きについて紹介するとともに、現在世界中で進められているバイオエタノールと微生物の関わりについてお話します。 講演要旨へ |
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第8回 24年1月19日 |
京都大学理学部卒 南阿蘇ルナ天文台研究員 姫路市立宿泊型児童館「星の子館」天文担当 大阪市立科学館学芸員 アマチュア流星観測研究G幹事 |
小惑星探査機「はやぶさ」 軌跡の7年を振り返る 2010年6月地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」、はやぶさプロジェクトの全体像を振り返りながら小惑星をはじめとした太陽系科学の進展と、これからの研究の展望をご紹介します。 講演要旨へ |
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第9回 2月16日 |
神戸市立外国語大学英米学科卒 国立フィリピン大学修士課程社会学科中退 1983年毎日新聞社入社 マニラ支局長、アジア総局長(駐バンコック) |
東南アジアと日本 〜変貌する地域協力の構図〜 東南アジア諸国連合(ASEAN)は2015年を目標に共同体計画を進めています。 一方、日本や中国、朝鮮半島の北東アジアではぎくしゃくした関係が続きます。いかにアジアの協力関係を構築すべきかを考えます。 講演要旨へ |
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第10回 3月15日 |
京都大学大学院修了 鳥取県海蔵寺住職 兵庫県隆国寺住職 長崎県晧薹寺住職 大本山永平寺監院 |
洗面と洗浄について 毎朝顔を洗い、排泄を後始末する。 当たり前のことの様でありながら、いつ、どのように私たちの日常生活に持ち込まれた作法なのか、身と心のかかわりの不思議さに気付きたい。 不染汚(ふぜんな)とは浄穢(じょうえ)にとらわれない事だ。 講演要旨へ |