平成29年度
 大阪狭山市
熟年大学(一般教養科目)

公開講座

「輝きに満ちた人生を送るために、学ぶことは楽しみでありたい」

開講月日   講師   テ ー マ
第1回

29年5月18日
菅谷 文則(すがや ふみのり)  「池と用水路の考古学」
1942年生まれ
1968年〜奈良県立橿原考古学研究所入所
1979年〜81年 北京大学考古系留学
1986年〜88年 ならシルクロード博覧会に参画
1995年〜2008年 滋賀県立大学教授
2009年〜奈良県立橿原考古学研究所長           滋賀県立大学名誉教授    帝塚山大学特任教授
 用水路の大規模なものは運河である。
 用水路は池でもある。
 水田耕作にも水路は必要である。
 池には2種類ある。
 川や谷の上流部をせき止めた池と、平野を掘りこんだ池である。
 狭山池と東西の除川は?
 
第2回

 29年6月15日
  谷川 恵(たにがわ めぐむ)    「大阪の花街文化 お座敷をめぐるあれこれ」
たに川 代表
大阪生まれ
大阪、南地のお茶屋「たに川」で芸妓に囲まれて育つ
大阪大学文学部美学科卒業
大阪府立大型児童館ビッグバン劇場担当ディレクターなどを経て生家に入る 平成26年より「たに川」代表
 
 現在、関西で花街といえば京都が有名ですが、大阪も歴史のある大きな街ですので、以前は各地に花街が賑わい栄えていました。お座敷にさまざまに人が集い遊ぶ中から文化が育まれ、洗練されていきました。そうした花街文化の魅力と現在についてお話します。
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第3回

29年7月20日
  樫本 秀好(かしもと ひでよし)
  「整形外科医師との
上手な付き合い方」
〜ロコモトレーニングを通じて
自分の骨や関節を知る〜
  
医療法人 樫本会 樫本病院病院長  整形外科専門医 医学博士
平成6年 近畿大学医学部附属病院を卒業後、神戸大学整形外科学教室入局
系列病院での研鑚を経て平成14年医療法 人樫本病院入職
平成18年 同病院副院長
平成20年 同病院院長に就任
現在に至る
 
 年を重ねると、整形外科を受診する方も多いのではないでしょうか?
整形外科の医師は何を考え、どういう理論のもとに治療を行っているのでしょうか。
 また、最近言われているロコモトレーニングについて、理論に加えどの様な成果が上がっているのか、医師の目線から語ります。 
第4回

29年9月21日
 
  大野 玄妙(おおの  げんみょう)    「和の精神と世界遺産」(仮題)
法隆寺 第129世住職
昭和22年 大阪府生まれ
龍谷大学文学部を経て、同大学院修士課程を修了
平成5年に法隆寺執事長となり、法起寺住職、法隆寺住職代務者、聖徳宗管長代務を歴任平成11年より法隆寺管長を務める 
 
 法隆寺は約1400年前に聖徳太子によって建立されたと言われています。
 聖徳太子の「和」の精神―「和を以って貴しとす」―を数々のエピソードを交えながらお話します。
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第5回

29年10月19日
  桧本 多加三(ひのもと たかぞう)
  「中世堺の豪商」(仮題)
郷土史家
雑誌「堺泉州」編集長
1947年堺市生まれ
関西学院大学社会学部卒業
1996年「堺 泉州」発行
自他ともに認める”泉北のご隠居さん”
 中世の堺は環濠で周囲がめぐらされ、「自由都市」として大いに栄え、東洋のベニスと謳われました。
 町の自治は会合衆と呼ばれる有力豪商たちの合議で運営されていました。
 会合衆が自由都市をどのように運営し、また、時の権力者とどう関わってきたかをお話します。

  
第6回

29年11月17日(金)
   石蔵 文信(いしくら ふみのぶ)
  「楽しく生きるための
〜ミドルエイジからの
パートナーシップ〜
夫婦・定年問題研究家
昭和62年7月 国立循環器病センター循環器科医師
平成9年MayoClinic.Research Fellow
平成19年 大阪大学大学院医学系研究科 保健学 医療科学技術分野 機能診断科学講座 准教授
平成25年 大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 健康栄養学科 教授
 
 熟年夫婦でお互いの存在がストレスを感じるようになると、後半の人生が虚しいものとなります。夫婦が依存しあう関係よりも、お互いが自立してともに助け合うほうが、末永く楽しく暮らせるのではないでしょうか?  
第7回

29年12月21日
  中 周子(なか しゅうこ)    「源氏物語」―千歳の生命の謎―
大阪府立大学大学院 博士後期課程修了(言語文化学博士)
花園大学専任講師、樟蔭女子短期大学助教授、教授を経て
大阪樟蔭女子大学 学芸学部 国文学科 教授
田辺聖子文学館副館長を兼務
 世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』が、現在なお世界中で読み継がれているのは何故でしょうか?本講座では、『源氏物語』が驚異的な文学生命を持つ所以を探ってみたいと思います。  
第8回

30年1月18日
 
   安木 新一郎(やすき  しんいちろう)   「ロシア経済の未来を考える」
−日ロ関係を中心に−
大阪市立大学経済学部卒業
大阪市立大学大学院経済学研究科単位取得満期退学(経済学修士)
外務省在ウラジオストク日本国総領事館専門調査員
国立民族学博物館特別共同利用研究員
京都経済短期大学准教授
大阪大学非常勤講師
 
  2014年のクリミアとウクライナ東部を巡るロシアと欧米との対立により経済制裁を科されたロシアは、日本や中国といったアジア太平洋地域との関係強化を模索している。  本講座ではロシア経済の全体像と今後の日ロ経済関係について解説する。   
 
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第9回

30年2月15日
  小出 英詞(こいで えいじ)
   「住吉さんとおとぎ話」
  皇學館大學文学部神道学科卒業 平成11年4月 住吉大社奉職 同社祭儀課、庶務課、教学委員 奉賛会事務局を歴任 現在 住吉大社総務部文教課・権禰宜    なにわの心の“ふるさと”住吉さん
 大阪の住吉さんは豊かな文化と歴史につつまれています。
 一寸法師や浦島太郎などの舞台として、皆が意外と知らないその魅力と背景に、神職の視点で迫りたいと思います。
 
第10回

30年3月15日
 
   重森 健太(しげもり けんた)
   「脳が若返るトレーニング科学」
関西福祉科学大学 教授 学長補佐
玉手山学園地域連携センター長
博士(リハビリテーション科学)
NPO法人ハタラク支援協会理事長
NPO法人播磨認知症サポート顧問
  
 認知症は、歳をとってからいきなり発症するものではなく、若い時期からの生活習慣や運動習慣も強く影響します。
 本講座では認知症のない時期に「どのような生活を過ごせばよいのか?」また「どのような運動が効果的なのか?」など、「脳トレーニング術」を科学に基づいて紹介したいと思います。
 脳が若返るコツを実際に体験していただきながら進めていく予定です。 
 
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