平成28年度
大阪狭山市
熟年大学(一般教養科目)
公開講座
「輝きに満ちた人生を送るために、学ぶことは楽しみでありたい」
開講月日 | 講師 | テ ー マ | ||
第1回 28年5月19日 |
狭山池1400年の歴史をたどる |
|||
1999年 奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター長退職 1999年より2003年3月 ユネスコアジア文化センター文化遺産保護協力事務所入所 1995年〜(公財)和歌山文化財センター理事 2001年3月〜 大阪府立狭山池博物館々長 2009年〜 大阪狭山市郷土資料館々長兼ねる |
飛鳥時代に築造されて以来、各時代に名だたる工人らによって改修されきた狭山池は、今に至るまで南河内平野を潤す貴重な水資源であり続けている。また、下流域の洪水緩和の役目ももって、地域の農業・生活文化の発展に大きな役割を果たしている姿を見てみよう。 | |||
第2回 28年6月16日 |
四国遍路の歴史と習俗 |
|||
高野山大学非常勤講師 高野山大学密教文化研究所研究委員 四国霊場第二十八番大日寺 住職 |
この度の講座では、今から1200年前に弘法大師・空海によって開かれたとされる八十八ヶ所の霊場を巡る「四国遍路」の歴史と、その習俗や作法を紹介します。 また、四国霊場を巡拝する遍路修行者(お遍路さん)たちの現況を報告し、現代における「四国遍路」の意義を考察します。 |
|||
|
||||
第3回 28年7月21日 |
小笠原諸島とNavy Generation |
|||
1973年 初来日 1988年 立命館大学文学部助教授 1988年 文学博士授与(University OF Michigan, 日本文学) 1999年 立命館大学文学部教授 2012年 立命館宇治中学・高等学校校長 |
小笠原諸島のいわゆる欧米系の存在は日本国内でも外国でもあまり知られていません。明治以前から現在に至るまで父島にいる元非日本人グループが否応無しにおかれた状況。アメリカと日本、二カ国の間に挟まれてきた歴史があります。 この欧米系物語の大筋を、そして撮影された戦後の欧米系に焦点を当てたドキュメンタリー映画の一部を紹介します。 |
|||
|
||||
第4回 28年9月16日 |
海をこえた日本文化 |
|||
1978年 京都大学工学部建築学科卒業 1980年 京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了 1980年 京都大学人文科学研究所助手 1987年 国際日本文化研究センター助教授 2002年 国際日本文化研究センター教授 2013年 同副所長 |
日本文化が海外に渡ると、思いがけない形に変化し、逆に日本に入ってきた海外の文化にアレンジが加わると、日本人に愛されるものに変わることがあります。 世界に出て行くことによって、はじめてそういうことに気づき、視野や考え方が広がっていきます。 |
|||
第5回 28年10月20日 |
戦国時代の女性たち |
|||
京都大学文学部史学科卒業 京都大学大学院文学研究科修了(博士課程)京都大学文学博士 京都橘大学専任講師、助教授を経て教授 京都橘大学学長 現在 京都橘大学名誉教授 |
毛利元就の妻「妙玖」や、娘「しん」、 伊達政宗の妻「愛姫」や実母「義姫」など有名な武将の妻の生き方を検証するとともに、下級武士の娘「おあん」の体験や庶民の女性の生活にも触れ、戦国時代とはどういう時代だったか考えます。 | |||
|
||||
第6回 28年11月18日 |
|
江戸時代の開発と治水 |
||
1977年 大阪大学文学部卒業 1981年 大阪大学大学院研究科博士後期課程中途退学 大阪大学文学部助手 京都橘女子大学文学部専任講師、同助教授を経て1996年大阪大学文学部助教授となる 2002年 大阪大学大学院文学研究科教授となり、現在に至る |
江戸時代には、新田開発がさかんに行われた。 しかし、新田開発は水害の原因となることがあり、為政者はその対応に迫られた。開発と治水の関係を「堤外地政策」という観点から考えてみたい。 |
|||
第7回 28年12月15日 |
朝鮮半島情勢 〜朝鮮半島の未来〜 |
|||
中国生まれ。 北京中央民族大学卒業(1982年) 黒龍江日報記者を経て1987年9月来日 1995年3月 上智大学新聞学専攻博士課程修了(新聞学博士) 1998年4月 龍谷大学赴任、現在に至る。 |
誰が北朝鮮の統治者なのか? 北朝鮮を動かす力の源泉はどこにあるのか? 北朝鮮問題の根源はなにか? 今後、朝鮮半島はどうなるのか? |
|||
|
||||
第8回 29年1月19日 |
|
いつまでも元気で歩けるために 〜骨・筋肉・こころの保ち方〜 |
||
1984年 大阪大学医学部医学科卒業 1991年 大阪大学医学部大学院修了 2006年 大阪大学医学部整形外科准教授 2007年 大阪大学医学部附属病院 病院教授 2011年 国立病院機構大阪南医療センター免疫疾患センター部長 |
今、100歳を超える長寿の方が増え続けています。人生を最大に楽しむためには、骨と筋肉と心を健康に保ち、元気で歩ける事が大切です。 是非その方法を知って実践していただけたらと思います。 |
|||
|
||||
第9回 29年2月16日 |
いま、宇宙がおもしろい 〜映像で太陽系などの宇宙を探索する〜 |
|||
1945年生まれ 大阪市立大学理学博士(素粒子理論)日本物理学会、日本数学協会会員 科学の市民講座開催 高校の数学教師・校長を経て専門学校で物理・数学を講義 泉北の美術を育てる会副会長 2015年より堺市文化芸術審議会委員 泉北ワイズメンズクラブ会員として社会奉仕活動 |
昔から、人々は、夜空を眺めては宇宙に様々な思いを巡らしてきました。宇宙はあまりにも広大で、「知るほどに謎は深まる」と言えて、話題は尽きません。そんな宇宙を、最新映像とともに探索してみようと思います。 | |||
|
||||
第10回 29年3月16日 |
いのちと医学 〜大阪大学の歴史とともに〜 |
|||
1947年 大阪府生まれ 1972年 大阪大学医学部卒業 1973年〜76年 NIH留学 大阪府立羽曳野病院内科を経て熊本大学助教授、大阪大学助教授、同教授、生命機能研究科長を歴任 2008年4月〜11年3月 大阪大学大学院医学系研究科長医学部長 2011年8月 第17代大阪大学総長就任(2015年8月25日まで) 2006年 紫綬褒章受章 |
古来より人類の歴史に大きな影響を与えてきた様々な感染症、人生50年〜80年へと寿命が大幅に延びるに至った背景を適塾を原点とする大阪大学の歴史も踏まえて、生命科学の視点から述べ、”いのち”と医学について考える。 |