第3回 吹田の重要文化財とビール工場を訪ねて(吹田方面)   30年11月16日(金)

吹田市は日本の近畿地方中央部、大阪府北部の北摂三島地域に位置する市で、施行時特例市になっています。
1960年代、千里丘陵に千里ニュータウンが建設されてベッドタウンになりました。
古代からの歴史ある吹田市には、国、大阪府、吹田市の指定文化財・登録文化財を数多く有しています。
中でも国の重要文化財に指定されている旧西尾家住宅を見学予定にしていましたが、
地震と台風被害の為、入館できなかったことは残念でした。




阪急電鉄相川駅でボランテァガイドの方と合流。

 
吹田の渡し跡
神崎川と安威川の合流地点に当たり、明治9年に橋が架設されるまでは「吹田の渡し」と呼ばれる渡し舟が人・物の運搬を行っていました。

 
旧亀山街道
古来から丹波の薪炭・農産物を大阪市内へ輸送する路でした。大阪から北摂を経由して
丹波の亀岡に通じる全長33.96キロメートルの旧街道です。


   
南町道標(左・中)、浜屋敷(右)
南町道標は、亀岡街道から吹田街道が分岐するところにたてられています。
浜屋敷は、江戸時代吹田村の旧庄屋屋敷で、吹田市が寄贈を受け、吹田歴史まちづくりセンターとして生まれ変わりました。

 

高浜神社
高浜神社の創立は不詳ですが、古文書によれば、天平7年(735年)には既に吹田の大宮として存在していました。

   
常光円満字
行基菩薩が自ら刻んだ聖観音菩薩像を本尊として祀られています。

 
泉殿宮
本殿の横に「泉殿霊泉」が涌き出ていた場所があります。1889年(明治22年)にはビール工場が近くに造られ、同水系の水でビールの醸造が始められました。
湧水は昭和30年代に枯渇しましたが、境内に残る「泉殿霊泉」はその遺構とされています。


   
アサヒビール吹田工場
アサヒビール発祥の地として、操業開始当時の写真などを展示、当時の建物の一部も貴重なモニュメントとして残されています。


参加者とスタッフの記念写真