第2回 古き良き歴史街道 深江を歩く |
27年9月25日(金) |
古代から今に続く菅笠の里・深江は、暗越奈良街道と放出街道が交差する、歴史と伝統文化が残る街並です。
深江の地は古くから歴史に登場し、交易やものづくりの舞台となっています。
江戸時代に伊勢参りが流行ると、大勢の旅人が伊勢音頭を歌いながら、深江で菅笠を買って
賑やかに旅をしました。古き良き歴史街道の趣が色濃く残る深江のまちを歩いてみました。
暗超奈良街道
古代から難波と奈良を最短距離で結ぶルートとして知られています。
布施商店街(左)、法明寺(中)、安堵の辻(右)
段倉
深江界隈は低湿地帯であったことから、湿気が多く雨が続くと洪水などがおこって水に浸かりやすいところでした。
年貢や米などを保管する倉の中でも特に重要なものは、石を高く積み上げた倉の中に収めました。
この石を高く積み上げた倉が並んでいる様子を段倉といいます。
深江稲荷神社
深江村の氏神で、第11代垂仁天皇の頃に笠縫氏の祖が笠縫島の地に
居を定め下照姫命をおまつりしたのを始としています。
深江郷土資料館
平成22年に東成区深江地域における歴史・民俗・文化を紹介する施設としてオープンしました。
伝統工芸の菅細工、菅笠、人間国宝・角谷一圭氏の茶の湯釜などが展示されています。
古き良き深江村の風景を残す旧家