24年度
歴史に残る町を訪ねる
第2回 阿倍野・天下茶屋界隈(24年10月26日)
上町台地に築かれた集落が発展し、
中世には熊野詣の王子が設けられ、陰陽師安倍清明の誕生地でもあり、
南北朝にかかわる吉田兼好や北畠顕家の遺跡も残る阿倍野を訪ねました。
南海高野線と立体交差している阪堺電車上町線の「神ノ木(かみのき)」駅から「松虫」駅へ
見渡す限りの原野であったこの辺りは、秋になると虫の声が満ち、特に松虫(鈴虫)の音色が
美しく名所として知られていたそうです。また、後鳥羽上皇が寵愛した白拍子伝説も残っている。
塚内には樹齢800年といわれる榎の神木が保存されている。
長崎県諫早市出身の詩人「伊藤静雄」文学碑 大阪府立旧住吉中学校に国語教師として赴任、 戦後、大阪府立阿倍野高等学校に転勤。 昭和28年に47歳で没。 諫早市の伊東静雄顕彰委員会によって、現代詩 を賞する伊東静雄賞が設けられている。 |
聖天山公園で、ボランティアガイドさんによる、6~7世紀の大阪の地形説明(左)
「天下茶屋の聖天さん」として親しまれている「海照山正園寺」(右)
正園寺境内には山頂がある
聖天さんから熊野街道を安倍清明神社へ
陰陽師「安倍清明」生誕の地と伝えられる「安倍清明神社」と「熊野かいどう」碑
「安倍清明」産湯の跡(左)、安倍清明像(右)
大阪府府下で唯一残る王子社「阿倍王子神社」
本殿(左)と境内の野沢菜の祖先と伝えられている「天王寺かぶら」顕彰石碑(右)