加藤先生と行く
歴史探索バスツアー
第3回 屋島古戦場コース(平成24年5月25日)
熟年大学で日本史と世界史、古典文学をご担当の
加藤正彦先生に歴史解説をいただくバスツアーシリーズです。
最終回となる第3回は、
源義経率いる源氏軍と平家軍が戦った
香川県屋島を訪ねました。
「屋島」は屋根のように平らな形であることに由来しており、
標高は高いところで約300メートルあります。
ここは、地名の通り「島」でしたが、
江戸時代の新田開発で陸続きになりました。
屋島遠望(ウィキペディアから一部加工し転載)
一の谷の合戦で勝利した源義経に、またしても奇襲攻撃を仕掛けられた
平家軍は海へ逃れ、ここに海上と陸の間で壮烈な矢合戦が繰り広げられました。
有名な「那須与一」の物語もこの合戦の中でのことでした。
昼食は、国指定登録有形文化財の「郷屋敷」で名物の「うどん」を楽しみました
屋島の駐車場には、源平屋島合戦にかかわる人物と絵巻パネルがお出迎え
最初の見学先は「屋島寺(やしまじ)」
左から「東門」、一顧不動尊、大師堂
同じく屋島寺
寺の守護神になっていて福運をもたらすと神として信仰されている「蓑大明神」(左)と国指定重要文化財の本堂(右2枚)
寺宝や源平の遺物・宝物が展示されている「宝物館」
お世話いただいたガイドの方(左)と持国天・増長天・広目天・多聞天が守る「四天門」
境内の碑
(左)大正天皇が皇太子のときに屋島に登った記念「仰之碑」
(右)海女と龍人にまつわる伝説の「面光不背の玉」(龍が玉を咥えている)
茶店で、古屏風に描かれた「那須与一」が扇の的を射落とすシーンを説明
「獅子の霊巌」・・・雨のための絶景がかすんでいました
合戦に勝利した源氏の将兵が陣笠を山上から投げて、勝どきを挙げた古事にちなんで「かわらけ投げ」の場所となっています
屋島城跡
「屋島合戦」古戦場は帰途のバス車窓から眼下に見えました